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病院は急性期・回復期・慢性期に分けられます。患者様に対する目的が違います。
それにより管理栄養士の役割が異なります。

・現役管理栄養士
・急性期病院勤務
・病院管理栄養士歴12年
・3人の子育てママ
・転職経験あり
この記事では病院の種類ごとの特徴と、管理栄養士の働き方の違いをわかりやすく解説します。
▼ あなたに合った病院はコレ!
急性期 臨機応変に様々な患者様と関わりたい
回復期 患者様の回復を間近で関わりたい
慢性期 自分のペースでじっくり患者様と関わりたい

急性期・回復期・慢性期は1病院どれか1つとは限らないよ。
大きな病院では病棟ごとに複数持つことも!
病院管理栄養士の働きかた基本情報を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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病院の種類と管理栄養士の関わり方【早見表】

病院は急性期、回復期、慢性期と役割に応じて医療機能を分担してしています。
まずは全体像をざっくり把握しましょう!
スマホで読んでいる人は表が大きいので横にスクロールしてみてください。
高度急性期 | 急性期 | 回復期 | 慢性期 | |
目的 | 早期安定化 診療密度の高い 医療を提供 | 早期安定化 | ADL向上、 在宅復帰 | 長期間の 療養が必要 |
患者様の特徴 | 状態の変化が 激しい | 状態が 刻一刻と変化 | 回復に 向かっている | 現状維持目的 |
入院期間 | 数日 | 数日〜2週間程度 | 1〜3か月 | 数か月〜年単位 |
栄養管理 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
周術期 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
栄養指導 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
集団指導 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
NST | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
チーム医療 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
患者様との 関わり | 臨機応変に 関われる | 臨機応変に 関われる 症例数が多い | 回復を間近で 関われる | じっくり 関われる |
高度急性期 | 急性期 | 回復期 | 慢性期 |

同じ患者様でも目的や方針によって栄養管理は変わってくるよ。
栄養管理は医療サービスの縁の下の力持ちに違いありません。
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[種類別]各病院の特徴と管理栄養士の役割

高度急性期機能

高度急性期機能とは急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能。
・早期に栄養を開始できるよう働きかける
・治療効果を高めるための栄養管理をする
高度急性期機能で働く管理栄養士は、救命救急病棟や特定集中治療室(ICU)などの救急医療に携わることができるのが魅力です。
・早期栄養開始できるようチーム医療に働きかける
・患者様の状態は刻一刻と変わるので細かなモニタリングが必要
・栄養管理よりも治療が最優先となる
高度急性期では刻一刻と患者様の状態が変わります。
意識レベルや血圧、呼吸数などのバイタル、使用している薬剤など考慮しながら栄養管理します。

治療がメインとなるため、栄養管理は二の次となりやすいよ。
瞬時に的確な判断が求められます。
栄養管理・チーム医療が主軸です。他の医療スタッフとの連携が重要。
病態が重症でも早い段階での栄養を開始することが理想です。近年、管理栄養士が介入し、早期に栄養を始められることに対して加算が設けられた

今後ますます高度急性期に管理栄養士が必要だよ!
急性期機能

急性期機能とは急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能です。
・治療効果を高めるために栄養管理をする
急性期で働く病院管理栄養士は、病気やケガの患者様を早期に介入することができます。
・患者様の状態は刻一刻と変わるので細かな栄養管理が必要
・短期間で多くの症例に関われる
・栄養管理よりも治療が最優先となる
・栄養管理の効果を感じにくい
患者様の症状や状態が改善する実感を得やすく、やりがいがあります。
急性期に入院する患者様は症状が安定していません。その時の状態や変化に合わせた、段階を踏んだ栄養管理が必要です。
急性期は3週間以内に退院や転院することがほとんど
短い期間でたくさんの症例を経験することができます。
ただし短期間のため、栄養管理による効果を感じる前に退院や転院してしまうことが多いです。

栄養管理しても、効果はすぐには出にくいよ。
介入が短期間の急性期は経過を長く追うのが難しい…
栄養管理から栄養指導、チーム医療に至るまで、全てにしっかり携われるのも急性期の魅力。

臨床栄養をバリバリやりたいとイメージされている人は急性期が理想に近いかも!
急性期は瞬時に的確な判断ができる人、せかせかしている人に向いています。
回復期機能

回復期機能とは、急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能。
・リハビリテーションの効果を高めるための栄養管理をする
回復に向かっていく患者様のサポートをします。
・活動レベルに応じた栄養管理が特に必要
・患者様1人1人に長期介入できる
・栄養管理の効果を実感しやすい
回復期はリハビリテーションに力を入れて行います。
管理栄養士はリハビリテーションの内容や強度を加味し、活動レベルを考慮しながら栄養管理をします。
回復期は半数近くの患者様が2か月以上入院
長期入院の患者様が多く、一人一人にかける時間があります。

患者様と深く関わることができるよ!
長期で患者様の経過が追いやすく、栄養管理の効果を実感できます。
慢性期機能

慢性期機能とは長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能。
・いまを維持するための栄養管理をする
病状は比較的安定している患者様が多いです。
・現状を維持するための栄養管理が必要
・患者様1人1人に長期介入できる
・仕事内容に変化が少ない
慢性期は平均3か月以上患者様が入院。
1年以上の患者様も!
長期入院が多く、患者様の入れ替わりが少ないです。
回復期機能と同じように、一人一人じっくり関わることができます。

業務がマンネリ化しやすく、モチベーションが得にくいことも…
他の医療機能と比べると急務が少ないため、仕事とプライベートの充実がしやすいです。

慢性期病院だと子育てしながらでも働きやすいよ。
まとめ:病院管理栄養士として患者様とどう関わりたいかが重要

病院といっても、種類によって管理栄養士の働き方はまったく異なります。
ただし、急性期・回復期・慢性期に、おおまかな特徴や傾向はあっても、全ての病院に当てはまるわけではありません。
本当に自分に合った病院を探すためには、1つ1つの病院の詳細な情報収集が必要不可欠
焦って決めるよりも、まずは情報収集から始めましょう。

転職するなら、栄養士・管理栄養士専門の転職サイトを利用して、効率よく情報収集することがおすすめ!
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病院管理栄養士の基本情報は、こちらの記事でまとめています。
≫病院管理栄養士の基本|仕事内容から給料、私生活まで就職・転職前に知るべき情報完全解説
詳しい転職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫病院管理栄養士の転職活動をSTEP方式で分かりやすく解説|はじめてでも安心[完全版]
詳しい就職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫新卒・第二卒|病院管理栄養士の就職活動の進め方を完全解説【2026/2027年卒】
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