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これから病院管理栄養士になりたい人、病院管理栄養士になったけれど勉強の仕方が分からない人へ、病院管理栄養士が実践で使えるおすすめの書籍(参考書)を紹介します。

・現役管理栄養士
・急性期病院勤務
・病院管理栄養士歴11年
・2人の子育てママ
・転職経験あり
・趣味:読書(月に4~5冊読破)
この記事では、病院に入職してから2~3年目くらいまでの初級者さんに向けて書籍を紹介しています。
病院管理栄養士になって、なにを勉強したらいいか分からない人は参考にしてみてください。
病院管理栄養士である筆者が実際に仕事をしていて、実践的に役立った書籍を厳選
まずは臨床栄養の入りの部分「最低限これは知っておいたほうがいいよね」に焦点を当てました。

がっつり臨床栄養をしている中級者~上級者には物足りないかも。
完全に筆者の独断と偏見ですが、これからの業務に役立ってもらえたら嬉しいです。
クリックしたら各書籍の紹介記事に飛べます。
臨床栄養に役立つ本3冊
・はじめてとりくむ栄養管理のためのフィジカルアセスメント
・検査値に基づいた栄養指導 ポケットブック版
・がん患者さんと家族のための抗がん剤・放射線治療と食事のくふう
臨床の基本を理解できる本2冊
・病気がみえるシリーズ
・パッとひける 医学略語・看護略語
病院管理栄養士になったらまずこれを読もう!臨床栄養に使えるおすすめ本3選
病棟で栄養管理をするなら:『はじめてとりくむ栄養管理のためのフィジカルアセスメント』

病棟で患者様の栄養管理をするようになったら読んでおきたい1冊です。
フィジカルアセスメント、ご存じですか?
・問診、視診、聴診、打診、触診など実施
・患者様の症状を分析し、患者さんにあった対応を考察すること
栄養管理をする上でフィジカルアセスメントは必要です。
この書籍では管理栄養士として患者さんをどう診ればいいのかが載っています。
・栄養管理に役立つフィジカルアセスメントが分かる
・初心者でも分かりやすい
・すぐ患者様に実践できる

こちらは栄養管理に役立つ項目を網羅しています。
フィジカルアセスメントについて書かれている他の書籍や参考書もあります。
ですが、医師や看護師目線が多く、管理栄養士としてどう結びつければいいのか難しかったりします。
管理栄養士であれば、栄養診断に結びつけることができるこちらの書籍が断然おすすめです。
・患者様の栄養管理をしている
・ベッドサイドで何をしたらいいか分からない
・栄養診断ができない
栄養指導するなら:『検査値に基づいた栄養指導 ポケットブック版』

『検査値に基づいた栄養指導』『検査値に基づいた栄養指導ポケットブック版』があります。
より実践的に使いやすいのはポケットブック版です。
・検査値を管理栄養士目線で読むことができるようになる
・初心者でも分かりやすい
・すぐ栄養指導に実践できる
検査値から管理栄養士として読み解き、栄養指導に繋げることができます。
・栄養指導をしている
・検査値の読み方に自信がない
・根拠づけて栄養指導したい
この書籍は残念ながら在庫がなく、ネットでは購入できなくなっていました。
もし書店などで見かけたら購入して損はないです。

もし先輩が持っていたら一度読ませてもらうのもあり!
食事変更の参考に:『がん患者さんと家族のための抗がん剤・放射線治療と食事のくふう』

こちらはがん患者様が症状に合わせて食事を工夫するにはどうしたらいいか、対応方法やレシピが載っています。
・症状別に食事をどう工夫をすればいいか分かる
・症状別に適する食事、適さない食事が一目でわかる
・レシピが載っているため具体的で分かりやすい
がん患者様が対象ですが、他の疾患で食事が進まない方にも使えます。
この書籍を読めば、食欲不振・吐き気・嗅覚の変化など症状に合わせて、食事をどのように調整すればいいかが分かります。
病院管理栄養士が食事調整するために手持ちの札を増やすのに適しています。
・入院患者様の栄養管理をしている
・食べられない患者様へ食事をどう調整したらいいか分からない
・提案する食事のバリエーションを増やしたい

食事調整するのと同時に、なぜその患者様が食べられないのかも考えるようにね!
臨床現場で役立つならこれ!基本を押さえるのにおすすめ本2選
医療人におすすめテキスト:『病気がみえる』シリーズ

病院管理栄養士は体の構造や機能を結びつけた上で、疾患各論を知っておくべきです。
病気がみえるシリーズは、絵や図で解説されているため理解しやすいです。
・からだの構造と機能、疾患各論である病態、検査、治療が網羅できる
・基礎と臨床を結びつけて理解できる
・絵や図表が多く分かりやすい
管理栄養士だけでなく、医療従事者であればどの職種でも使いたい書籍です。
管理栄養士であれば、この4冊は持っていて損はないです。
①消化器官
②循環器
③糖尿病・代謝・内分泌
⑧腎・泌尿器
他にもシリーズがありますので、受け持ち病棟があるなら使い分けしてもいいかもしれません。
・病態や治療法をしっかり勉強したい
・まずは基礎となる医療を知りたい
・担当病棟を持っている
受け持った患者さんで分からない疾患や治療があったとき、カンファやスタッフ間で分からない用語が出たときに辞書的な感じで引いていくと知識として繋がりやすいです。
すぐ調べられる:『パッとひける 医学略語・看護略語』

医療現場に出ると、医療略語・医療用語だらけで、カルテを読むのもスタッフ同士のやり取りも大変ですよね。
特に医療略語集は書籍として持っておいても損はないです。
ネットで調べることもできますが、なかなかネットが使いにくい環境だったりする場合も多いです。

その場でさっと引くことができるので、助けられてるよ。
・その場で簡単に医学略語が調べられる
・小さくて持ち運びができる
医療略語集は他にもたくさんあります。
そんな中こちらを選んだのは、表紙がかわいくテンションが上がるから。それだけです。笑
自分に合った略語集を選んでいただけたらと思います。
・他職種との連携が多い
・カルテやカンファレンスの内容が医療略語ばかりで分からない
・医療略語を調べるのに時間がかかる

お金をかけたくない方は、よく使う医療略語をまとめているサイトもあるから、印刷して手元にもっておくのも一つの方法かな。
症例と合わせながら勉強する方法がオススメ

症例と合わせながら勉強するのが、一番効率よく知識を定着出来ておすすめです。
教科書の1ページ目から読んでも、読んだだけで勉強した気になっていることが多いです。
自分が業務で、分からないことに対して紐づけて勉強する!
勉強をする意味を見失わないようにしてください。
患者様のために使うからこそ、病院管理栄養士として勉強することに意味があります。

ただの勉強マニアにならないよう注意。
病院管理栄養士になってからの勉強について詳細に知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:本は最高の投資になります!

実践の場で勉強することも大事ですが、本を読むことでより深く繋げて学ぶことができます。
本を読みながら勉強することで、病院管理栄養士としてレベルアップすることができます。

おすすめの書籍があれば、随時更新するよ。
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病院管理栄養士の基本情報は、こちらの記事でまとめています。
≫病院管理栄養士の基本|仕事内容から給料、私生活まで就職・転職前に知るべき情報完全解説
詳しい転職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫病院管理栄養士の転職活動をSTEP方式で分かりやすく解説|はじめてでも安心[完全版]
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