管理栄養士の中でも、より専門性を生かせるのが病院に勤務することです。
病院管理栄養士は「大変」「きつい」と言われることが多いです。
病院管理栄養士になりたいと考えている方は、その辺りが実際どうなのか知りたいですよね。
「きつい」「大変」と言われる病院管理栄養士だけど、10年以上続けている筆者。病院管理栄養士が実際どうか率直な話をするよ~。
働きかたや給料など病院管理栄養士の基本的な情報を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
病院管理栄養士を10年以上続けての話[体験談]
病院管理栄養士を10年続けている筆者の経験談です。
筆者が病院管理栄養士をしていて「大変」「つらい」と感じた理由
当時は給食直営病院管理栄養士だったため、臨床栄養だけでなく給食管理も業務の中心でした。
もう~ホントに「大変」の一言だったよ。。
一般的な病院管理栄養士が「大変」「きつい」と言われる理由を、筆者の経験も交えて書き出してみました。
忙しい
病院管理栄養士が大変な理由として忙しいとの意見が1番多いかもしれません。
「忙しい」とは具体的に次のようなことです。
・仕事量が多く、人数が少ない職場が多い
・給料と仕事量が見合っていない
・計画通りに進まないことが多い
・患者様の状態や状況により左右されるため計画通りに仕事が進まない
残業がある
忙しいとリンクしますが、急な対応に追われ定時時間が過ぎてしまうことがあります。
特に給食直営病院は、厨房業務や食数管理などもあるため、残業になりやすいです。
筆者は直営だったころは残業40時間/月ほど。
いまは子育てもあって委託給食病院で残業ほぼなしだよ。
早番・遅番がある
早番や遅番があり、勤務形態が不規則なことがあります。
特に給食管理を行い、朝食や夕食を管理しなくてはいけない、給食業務直営病院に多いです。
給食業務を委託している筆者の病院では早番・遅番はなく、日勤のみだよ。
自己勉強が必須
病院管理栄養士は自己勉強が必須です。
正直、病院管理栄養士に必要な知識は、学校の講義だけでは不十分です。
栄養の専門家としてはもちろん、医療従事者としての臨床の知識もなくてはなりません。
仕事にプラスして、プライベートでの勉強が必須となってきます。
自己勉強はもちろん、院内外の勉強会にも積極的に参加してるよ。
自己勉強が必須なのは、専門職、医療従事者だからこその「大変さ」かもしれません。
病院管理栄養士になってからの勉強について詳細に知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
筆者が「大変」「つらい」と感じた時期:病院管理栄養士になった1~2年目
筆者の病院管理栄養士で1番大変だった時期は、新卒で病院管理栄養士成りたての1~2年目の時です。
どの職場もそうですが、慣れるまでが一番大変です。それは病院管理栄養士も同じです。
逆に今1~2年目で「大変」「つらい」と思っている方は、慣れによって多少解消される可能性もあります。
特に病院管理栄養士になった最初の1~2年目はより大変と感じる人が多いです。慣れるまでは大変と割り切るのも一つ。
その中で人間関係を大事にすると、困ったときに助けてくれる人もいるよ。
「調理師は管理栄養士をどう思ってる?」
調理師さん目線からみた管理栄養士・栄養士について解説されています。
人間関係づくりの参考に、詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考:しょく選び.com
それでも10年以上病院で続けている理由は「やりがい」を感じているから
それでも10年病院管理栄養士として続けているのは「やりがい」をかんじているからです。
患者様に直接感謝されたり、自己研鑽したことで栄養や臨床の知識を生かすことができるのは病院管理栄養士ならではです。
筆者も、微力ながら自分が患者様の力になれたと感じたときに「続けていてよかった」と思うよ。
病院管理栄養士のやりがい、向いている人・向いていない人、適性を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
続けられている理由として、自分に合った職場を見つけたことが大きかった‼
仕事に「やりがい」と「充実」を感じている1つに、転職したことによって自分に合った職場に出会えたことが大きかったです。
新卒で入った給食業務直営の病院にずっといたら、もしかしたらここまで「やりがい」「充実」を感じていなかったかもしれません。
直営病院がダメではなく、単に自分の働きかたが合ってなかった。。
もし現在、病院管理栄養士をしていて「つらい」「大変」と感じている方がいれば、職場を変えるのも一つです。
病院管理栄養士に挑戦してみたい人は自分に合った病院を探すことが大事!
ちなみに…11年目現在「大変」「きつい」と感じることはほぼなし!
率直に言うと、病院管理栄養士10年以上続けている筆者はいま現在、仕事が「大変」「きつい 」とは感じていません。
もちろん仕事にも慣れており、経験と知識が付いたことが大きいです。
仕事にやりがいと充実を感じて、結婚・出産後も続けているよ。
最初は大変かもしれませんが、慣れてくるまでの辛抱かもしれません。
病院管理栄養士(11年目):筆者の1日のスケジュール
そんな「大変」<「やりがい」を感じている筆者の1日のスケジュールを紹介します。
・急性期病院(給食業務完全委託)
・3つの病棟担当、外来栄養指導担当
筆者の1日スケジュールだよ。
NSTを担当していた時はここにNST業務が入りました。
NST準備、当日は回診や報告書作成をします。
今は子育て中で定時上がり。
まとめ:病院管理栄養士はたしかに「大変」。自分に合った職場を見つけることが重要!
病院管理栄養士は専門性が問われるのと同時に、仕事量が多く「大変」かもしれません。
ただしその中で「やりがい」もあります。
「大変」「つらい」に勝る「やりがい」を見つけるには、自分に合った病院探しが大事!
病院管理栄養士はその病院それぞれの職場の環境によって左右されることが多いのが事実です。
病院管理栄養士に転職を考えている方は、栄養士・管理栄養士特化の転職サイトを利用して、効率よく情報収集することがおすすめです。
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病院管理栄養士の基本情報は、こちらの記事でまとめています。
≫【病院管理栄養士の基本】就職・転職前に知りたい情報を完全解説
詳しい転職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫【病院管理栄養士の転職進め方を解説】転職を成功さえて豊かな人生を送ろう!
詳しい就職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫病院管理栄養士の就職活動|就活の進め方と心構え【2025/2026年卒】
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