病院管理栄養士は大変?きつい?辛い?残業が多くて忙しい?現場経験12年目筆者のリアル

病院栄養士

管理栄養士の中でも、より専門性を求められるのが『病院管理栄養士』です。

病院管理栄養士は「大変」「きつい」「辛い」「忙しい」と言われることが多いです。

この記事はこんな人に向けて書いています
  • これから病院管理栄養士になりたいと考えている人
  • 病院管理栄養士になったけど、不安を感じている人
  • いま病院で働くのがつらいと感じている人
この記事を書いている人

・現役管理栄養士
・急性期病院勤務
・病院管理栄養士歴12年
・2人の子育てママ
・転職経験あり

筆者自身、病院管理栄養士になった最初のころは、大変で何度もくじけそうになりました。

haruki
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それでも転職を経て、自分らしい働き方を見つけ、今は管理栄養士としてのやりがいを日々感じてるよ!

働きかたや給料など病院管理栄養士の基本的な情報を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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新人時代(1〜2年目)が一番「大変」「キツい」と感じた

筆者が病院管理栄養士で1番大変だった時期は、新卒で病院管理栄養士成りたての1~2年目です。

haruki
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仕事についていくのに必死だった…。

もちろん、どの職場もそうですが、慣れるまでが一番大変です。

それは病院管理栄養士も同じです。

今、1~2年目で「辛い」と感じているなら…

仕事に慣れることで、辛さが解消される可能性も!

haruki
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特に病院管理栄養士になった最初の1~2年目はより大変と感じる人が多いです。慣れるまでは大変と割り切るのも一つ。
その中で人間関係を大事にすると、困ったときに助けてくれる人もいるよ。

ここからは、筆者が新人時代「大変」「キツい」と感じたことについて紹介します。

臨床栄養をやりたかったのに給食業務ばかり…思っていた病院管理栄養士像と違う

新人当初は給食直営病院管理栄養士だったため、臨床栄養だけでなく給食管理も業務の中心でした

臨床栄養をやりたくて病院管理栄養士になったのに、毎日厨房業務ばかり…。

haruki
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理想と現実の違いに「キツい」と感じた…。

分単位で動く日常で忙しい

調理現場の動き、医師や看護師との連携、加算の仕組みや書類作成…。

残業も多く、帰宅後は疲れ切って寝るだけ。体も心もボロボロ…。

haruki
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筆者は直営だったころは残業40時間/月ほどあったよ。

病院管理栄養士が大変と言われる理由として、「忙しい」が1番多いかもしれません。

早番から遅番まで…フル稼働!生活が不規則

病院の朝は早いです。厨房の稼働開始に合わせて管理栄養士も始動します。

患者さんの病状や手術予定に合わせた食事の調整、アレルギー対応、誤嚥リスクのある方への食形態変更など、食事提供前のチェック業務だけでも朝はバタバタです。

シフト状況
早番:早いと朝4時出勤
遅番:夜9時までだったり
シフトが不規則なので、遅番で夜9時まで勤務→早番で朝4時厨房なんてことも

haruki
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特に給食管理を行い、朝食や夕食を管理しなくてはいけない、給食業務直営病院は早番や遅番があり、勤務形態が不規則なことが多いよ。

専門職としての重圧…自己研鑽が必須

病院管理栄養士は自己勉強が必須です。

専門職としての意見を求められる場面では、正確な知識と判断力が必要です。

常に勉強が求められ、特に新人時代は気が抜けない日々が続きました。

haruki
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正直、病院管理栄養士に必要な知識は、学校の講義だけでは不十分

NST(栄養サポートチーム)や褥瘡、緩和ケアなど、医師や看護師、薬剤師と連携する場面も多い管理栄養士。

栄養の専門家としてはもちろん、医療従事者としての臨床の知識もなくてはなりません。

仕事にプラスして、プライベートでの勉強が必須となってきます。

haruki
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自己勉強はもちろん、院内外の勉強会にも積極的に参加してるよ。

病院管理栄養士になってからの勉強について詳細に知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

「調理師は管理栄養士をどう思ってる?」

調理師さん目線からみた管理栄養士・栄養士について解説されています。
人間関係づくりの参考に、詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考:しょく選び.com

転職で見えた、自分に合う職場のかたち

そんな私も、3年目に転職を経験しました。

異動先の病院では、スタッフ同士の連携や研修制度が整っていて、「こんなに働きやすい環境があるんだ」と驚きました。

haruki
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職場を変えたことで、自分の得意な業務に集中できるようになり、仕事がどんどん楽しくなった。

新卒で入った給食業務直営の病院にずっといたら、もしかしたらここまで病院管理栄養士を続けていなかったかもしれません。

haruki
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直営病院がダメではなく、単に自分の働きかたが合ってなかった。。

もし現在、病院管理栄養士をしていて「つらい」「大変」と感じている方がいれば、職場を変えるのも一つです。

haruki
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病院管理栄養士に挑戦してみたい人は自分に合った病院を探すことが大事

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今の筆者のタイムスケジュール(病院管理栄養士12年目)

そんな今年で病院管理栄養士12年目、2児ママである筆者のタイムスケジュールを紹介します。

haruki
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・急性期病院(給食業務完全委託)
・2病棟を担当
筆者の1日スケジュールだよ。

病院管理栄養士12年目のタイムスケジュール
  • 4:30
    起床

    自分の支度・朝食準備

  • 6:30
    朝食

    子どもたちを起こして一緒に朝食・子どもたちの支度

  • 7:30
    出勤

    子どもを保育園へ送ってから病院へ

  • 8:30
    業務開始

    1日の流れを確認、担当病棟の患者様のカルテチェック

  • 9:00
    栄養指導

    退院する患者様の栄養指導、患者様のアセスメント、病棟とのやりとり

  • 10:30
    栄養管理

    医師に患者様の栄養管理について相談

  • 12:00
    ミールタイム

    昼食提供の確認、看護師や言語聴覚士と食事環境の共有

  • 13:00
    お昼休憩
  • 14:00
    栄養管理

    栄養指導・書類作成・加算の管理など

  • 15:00
    カンファレンスや委員会参加

    病棟カンファレンスや委員会に参加

  • 16:30
    カルテ記載

    他職種との連携・記録入力・翌日の準備

  • 17:30
    終業

    保育園へ子どもたちをお迎えに

  • 18:30
    帰宅

    夕食準備・家事・子どものお世話

  • 22:00
    就寝
haruki
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毎日が慌ただしくても、「誰かの健康を支えている」という実感があると、頑張れるよ。

やっと見つけた、私らしい働き方

率直に言うと、病院管理栄養士10年以上続けている筆者はいま現在、仕事が「大変」「きつい 」とは感じていません。

今は後輩の育成や、委員会の運営にも関わるようになり、仕事の幅が広がってきました。

haruki
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あんなに大変だった新人時代も、今となっては「成長の糧だった」と思える。

転職を含めていろんな経験をしてきたからこそ、今の自分があります。

haruki
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仕事にやりがいと充実を感じて、結婚・出産後も続けているよ。

病院管理栄養士として「やりがい」を感じる瞬間

患者様に直接感謝されたり、自己研鑽したことで栄養や臨床の知識を生かすことができるのは病院管理栄養士ならではです。

「やりがい」を感じる瞬間①:患者様の声を聞いた時

「“血糖コントロールばっちりだね”って言われたの。嬉しくて報告に来たの!」

「退院してからも、言われたことちゃんと続けてますよ」

そんな患者さんの声を聞いたとき、心の底からこの仕事をしていて良かったと思います。

病気になると、どうしても「食べること」が制限だらけになりがちです。

haruki
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でも、どんな状況でも“楽しみ”としての食事を大事にしてほしい。

制限のある中でも「その人にとって一番楽しく、おいしく、安心して食べられる形」を提案するよう心がけています。

「やりがい」を感じる瞬間②:チーム医療の中での存在意義を感じた時

また、医師や看護師、リハビリスタッフなどと意見を交わす中で、

「栄養の視点ってすごく大事ですね」

「食事の調整でここまで変わるなんて」

と言ってもらえることも増えてきました。

単に食事を管理するだけでなく、“治療の一部”として関われる場面があることも、大きなやりがいです。

haruki
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私たち管理栄養士の知識と経験が、患者さんの回復やQOLの向上に確かに貢献している。

それが実感できるから、忙しくても続けられるんだと思います。

「やりがい」を感じる瞬間③:スタッフからの「ありがとう」も原動力

検食を食べた先生から「病院のごはん、意外とおいしいね」なんて言われたら、ちょっと誇らしい気持ちにもなります。

haruki
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日々の積み重ねは地味だけど、誰かの“健康”と“笑顔”につながっている!

その実感が、私にとって何よりのやりがいです。

病院管理栄養士のやりがい、向いている人・向いていない人、適性を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ:大変だけど、やっぱりこの仕事が好き

病院管理栄養士は、確かに大変で、きつくて、つらくて、残業もあるし忙しいです。

でもその中に、やりがいも、人との温かいつながりも、たくさん詰まっています

「食で人を支える仕事」がしたい人には、ぜひチャレンジしてほしい。

haruki
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「大変」「つらい」に勝る「やりがい」を見つけるには、自分に合った病院探しが大事!

病院管理栄養士に挑戦してみたい人は…

自分に合った病院を探すことが大事!
そのためにはそれぞれの病院の詳細な情報収集が必要不可欠。

病院管理栄養士に転職を考えている方は、栄養士・管理栄養士特化の転職サイトを利用して、効率よく情報収集することがおすすめです。

≫『【2025年最新版】管理栄養士・栄養士おすすめ転職サイト10選|失敗しないコツ紹介』

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病院管理栄養士の基本情報は、こちらの記事でまとめています。
≫病院管理栄養士の基本|仕事内容から給料、私生活まで就職・転職前に知るべき情報完全解説

詳しい転職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫病院管理栄養士の転職活動をSTEP方式で分かりやすく解説|はじめてでも安心[完全版]

詳しい就職の進め方は、こちらの記事で解説しています。
≫新卒・第二卒|病院管理栄養士の就職活動の進め方を完全解説【2026/2027年卒】

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